イクサトンカチ時々プラモ

ウォーハンマー等のミニチュアを塗ったりプラモデルを作ったりするブログ

祝!スペースマリーンヒーローズペイントコンテスト「ジェームス・ロング賞」受賞記念企画

ぜんぶ見せます今回のコンテストで使ったテクニック集 その2

 

ジェームス・ロング賞受賞記念特別企画の続きです。

正統派系テクニックの残りの分をまとめて公開します。

 

■正統派テクニック その3 「キティちゃん効果

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「キティちゃんは、見る人の感情によって笑っているようにも、泣いているようにも見えるように、あえて無表情にしている」という有名な理論をオルクボゥイの顔選択に取り入れました。

無表情にすることで、死んでいるのか、あきらめの表情か、はたまた反撃の機会を待っているのかなど、審査員がそれぞれ好きに解釈出来るようにしてイマジネーションを膨らませやすくして、少しでも印象を良くさせるという技です。

もちろん圧倒的実力差の前には無力な技ですが、ギリギリの当落線上にいた場合、このキティちゃん効果が勝敗を分けるなんてことも無いとは言い切れません。

 

■正統派テクニック その4「砂糖を取る

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塗ってると凄い集中しているようで、ペイント作業は想像以上に脳を酷使します。

こまめに休憩して、コーヒーなり紅茶なりを飲み、脳にターボをかける糖分を補給すると集中力が持続して、ペイント効率が上がります。

当然、合成甘味料じゃない、ちゃんとした砂糖スティック3本入れるのが私のお約束となっております。

 

■正統派テクニック その5「審査員のツボを見極める

今回のコンテストは、誰が審査するかという情報が一切出ておらず、審査員を予想するところから始めなければなりませんでした。

ただ、ツイッター上で日本支社長とMAX氏が楽しそうに一緒にペイントしている姿が色々アップされてたので、この人たちが参加する事は容易に想像できました。

仮にこの人たちが参加せずとも、設定的な知識とか、日本人だけではおそらくジャッジできない部分があるだろうし、ウォーハンマーに詳しいゲームズワークショップ側のイギリス人が必ず審査に参加するだろうと読んでました。

そこで私は、イギリス人に関する情報収集を行い、「イギリス人は皮肉なジョーク好き」というネタを見つけ、それをベースにプランを練ることにしました。

そんな薄いところに賭けてたのか?と言われるかもしれませんが、考えられる限りの技を入れないと勝てない予感がしてましたので、答えはイエスです。

以前ユーモアのあるプランに賭けたと言っていたと思いますが、それはこの事です。

でっちあげたストーリーはこんな感じです。

 

マリーンの攻撃でトラックが爆発して搭乗していたオルクボゥイが吹き飛ばされた上にカチコミ橋の下敷きになって身動き取れない状態になるも、なんとか生き延びたぜへへへと安堵した矢先にヴァニアルが乗ってきてグレネード投げてきて絶望、という感じのブラックユーモアなシチュエーションとなっています。

 

偶然でしょうけど頂いた賞はズバリその支社長の名前の賞だったので、私が一番驚きました。

しかもその賞がある事は事前に知らされてなかったので二重に驚きました。

 

明日のその3で最終回となります。

ツイッターでも一部公開してますが、最後はややズルい系テクニックを公開します。

 

祝!スペースマリーンヒーローズペイントコンテスト「ジェームス・ロング賞」受賞記念企画

ぜんぶ見せます今回のコンテストで使ったテクニック集 その1

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カッパなんか塗ってる場合ではありません。
ジェームス・ロング賞受賞を記念しまして、急遽2~3週に渡って特別企画をお送りします。

今、日本にミニチュア文化が根付くかどうかの大事な時のような気がしますので、この流れを少しでも後押しするべく、今回のコンテストで私が使ったすべてのテクニックを惜しみなく公開してミニチュアホビーの発展に貢献しようと思います。

もちろん同じことをやっても受賞できるとは限りませんが、思いつく限りのテクニックを、正統派からズルい物まで沢山投入しましたので、何かひとつくらいは参考になる部分があるかもしれません。

 

次回コンテストでも、金賞銀賞あたりはどう頑張っても取れなさそうなので、今回私が受賞したポジションをみんなで奪い合うことになることが予想されますので、敵に塩を送るようなものですが、むしろその方が私も燃えます。

つばぜり合いの勝負をしたいと思います。

 

とりあえず正統派から、だんだんズルい方に行く流れを予定してます。

 

■正統派テクニック その1「スプリットコンプリメンタリー配色

配色方面から、「スプリットコンプリメンタリー」という3色調和を使いました。

正確には使おうとしました。

詳細はちゃんとした色彩関連のサイトにでも行ってもらうとして、要するに補色の2色調和、(仮面ライダーV3の緑x赤やドラゴンボールの道着のオレンジx青など)は一般常識レベルで知れ渡っており、使ってるのバレバレなので避けたいけど色は調和させたいということで、あまり知れ渡ってないスプリットコンプリメンタリー配色での三色調和を試そうと考えました。

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カチコミ橋のオレンジレッドが二等辺三角形の頂点、オルクの肌の緑と、マリーンアーマーの青が二等辺三角形の底辺となっています。

ところが、オルクの肌が当初予定していた色よりも明るくなってしまい、調和に狂いが生じたので、オレンジレッド側にレッドを加え、赤系トータルで二等辺三角形の頂点位置をずらすという辻褄合わせをする羽目に。
不自然にグレネードが赤いのはそのためです。
加えて、背景紙の紫っぽい色を計算に入れることを完全に忘れていたのでさらにグダグダになり崩壊しました。

使ってみて感じたのは、色の調和という考え方に囚われすぎるのも良くないなと。
今後は頭の片隅に置いておく程度にとどめ、どうしても色が決まらない時に指針として使う程度がいいのかもしれません。

 

■正統派テクニック その2「二分割構図」

構図方面からは、カチコミ橋を挟んでのマリーン、オルクの上下の二分割構図を導入しました。

カチコミ橋は当初もっと斜めにする予定で、対角線構図を考えていたんですが、いざオルクに乗せてみると思ったより斜めにならなかったので、対角線構図は諦めて上下二分割構図となりました。

そのなごりで若干斜めっていて効果を発揮できていないかもしれません。

もちろん複数枚送った画像の中からどの画像が採用されるかは分からないのですが、正面画像が採用されると読んでたのでそれが二分割構図になるように作ってます。

 

とりあえず、来週に続きます。

 

 

 

沙悟浄 本塗り その2

デモンズクロニクルIVの沙悟浄の続きです。

顔の詳細塗りを行いました。

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ペイント途中でほっぽらかしてたのを忘れてました。

先にこっちをちゃちゃっと終わらせてから、ウィッチの本格塗りに入ろうと思います。

カッパは実在しないので正解もないので適当に塗れて楽しいです。

ちなみに肌のメイン色はファレホ72026[JADE GREEN]です。

 

Selmarina Witch 組み立て 完成

リーパーミニチュアのメタルフィギュア、

02682 Selmarina Witch Sculpttor:Bob Ridolfi

始めました。

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フロストグレイブの自キャラのウィッチとして使う予定ですので、本気塗りで行きます。

 

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■ベース

ゲームズワークショップの25mm四角ベースを使ってます。

これはスケイブン用に買ったものですが、AOSから丸ベースになったのに加えて、スケイブンが結構ハブられたというのもあり、完全にファンタジーバトル熱が冷めてしまったので、フロストグレイブ用に使ってます。

メタル側のベース部分が広くて安定しているので、いらないっちゃいらないんですが。

なんとなく統一感のために四角ベースをつけてます。

あと異素材間の接着なので、安心のために念のため裏からビス止めしてます。

フロストグレイブは雪をベースに盛ってるので、見えなくなるからなくてもいいんですが、余白の部分にいつもの砂まきです。

 

■本体

古いからなのか、何なのか、パーティングラインが何故か2本あって、さらに段差も結構きつく、彫刻刀で掘る作業に時間を取られましたが、とりあえず組み立て完成です。

 

 

オリンピックは主にカーリングにはまってますが、見逃せないショットばかりという訳ではなく、見なくてもいいショットがあるので、ながら作業が意外と捗りますな。