プラモ用チューンド彫刻刀
ある程度モデラー暦が長くなると、ゲート処理に使うツールが、
100円カッターからデザインナイフにランクアップするようになります。
初めて使うデザインナイフの切れ味と、小回りの効く扱いやすさに魅了されて、
以降、パーティングラインの処理等、それ一本で全てを済ませるようになり、
他の刃物を使わなくなります。
私がそうでした。
そして、改造や、モールドの彫りなおしを行うようなプラモ中毒の段階に入ると、
デザインナイフの刃では加工できないシチュエーションにぶつかり、
そこでようやく彫刻等の存在を思い出します。
ところが彫刻刀は「木を掘る」ために作られた道具であるため、
プラモの、特に細かい部分の加工に適していません。
そこで、市販品をプラモ用に加工するのが最も手ごろな入手手段になるわけです。
私が良く使う3種です。
先端が0.5〜1.0mm幅になるようにグラインダーで削ってます。
三角刀にいたっては、もはや三角刀と呼ぶのをためらう程削りこんでます。
でも、これくらいに先端を細くすると非常に使い勝手がよくなります。
もちろん高額な専用彫刻等には加工せずに、どんぴしゃなものが存在すると思います。
私だってそういう品が喉から手が出るほど欲しいですが、
そういう彫刻刀は大抵「でも、お高いんでしょう?」状態なので手が出ません。