イクサトンカチ時々プラモ

ウォーハンマー等のミニチュアを塗ったりプラモデルを作ったりするブログ

検証 その1

5/9の資料を見ながら検証していきます。
最初に断わっておきますが、すべて私の推測ですので、話半分で読んでください。


まず、28ページの設定画ですが、
設定資料には責任者としての湖川先生のサインが入ってますが、
まさか先生が書いた物とは到底思えませんので、
作画スタジオビーボォーの若手スタッフが描いたと判断していいでしょう。
残念なことに、この人はパースの概念があまり分かってないということが見て取れます。
ダイナミックな絵で、勢もあり、正確でなくても見る者を引きつける力があることは認めますが、
設定画でそれをやってはダメです。
上から順にいきます。


■問題点1「肩の高さがおかしい」問題


 両肩の上面をつないだ線に、バスタブエンド、コンソールトップ、ロールバーの横棒が集束してないため、
 脳が多数決をとった結果、仲間外れになる左肩だけが大きく持ち上がっているように見えます。
 実際、右肩はバスタブエンドよりも低く、左肩は高く描かれているため、どっちを採用するべきか大いに悩みます。
 わたしは、ほぼフラットになるようにしてますが、キットのバスタブは遥か下で、似せる気まったくなしです。



■問題点2「左腕大きすぎる」問題


 右手は左側に伸びていて、カメラから見てほぼ左手と同じような距離にあるにもかかわらず、
 無理にパースをつけようという意識が働いているために、左手が肥大しています。
 私もこのトラップにはまり、右側を基準に作ったために、左手の印象と、かけ離れてしまい、
 作り直すはめになりました。
 


■問題点3「マフラーどっから生えてんの」問題

 
 説明はいらないでしょう。
 右のマフラーがへんなとこから生えているため、ここが腰の境目と勘違いしてしまいます。
 キットは、まんまと、このトラップに引っかかっていて足の幅が足りてません。  
 


とりあえず、設定画単独でおかしいと思う部分はこんなところです。
こんだけあれば十分ですが。
明日はこれをリファインしたバンダイのリアルタイプイラストの問題を検証していきます。