イクサトンカチ時々プラモ

ウォーハンマー等のミニチュアを塗ったりプラモデルを作ったりするブログ

NMMゴールドに挑戦 その1

タイトルをどうするか迷いましたが、NMM(しかもシルバーではなくゴールド)に挑戦することがメインのテーマですので、ストレートに入れました。


■言葉の意味
NMMと普通に使ってますが、知らない人もいるかも知れないので説明しますと、「Non-Metalic Metal」の略で、金属色を使わずに金属っぽく見せる技法のことです。
ただNMMと言った場合はスチール(銀色系)を、NMM GOLDは金色系の事を指します。
この技法は、グラデーションを多様しますので、グラデーションの練習にはもってこいです。


■レシピ探求
ネットサーフィンしまくって、チュートリアル画像や動画を散々調べまくりましたが、シルバーと違ってゴールドはレシピが人それぞれで、これが正解というものがありません。
ただ、他人の作品を見ていくうちに自分が理想とするNMMゴールドのイメージは明確になりまして、なんとかレシピは完成させることができました。
簡単に言うと、オレンジから黄色へシフトしていく感じです。
まだ塗ってませんが。
色の事なので言葉より絵で説明したほうがいいと思いますので、とりあえずの現状まとめたものです。

エクストリームハイライトというのは極端なハイライトという意味で、シェイドの2段はそれぞれ等間隔なのに対して、ハイライトは等間隔にせず、最後のハイライトだけ急に上げて際立たせる離れた色のことです。
メインカラーというのは私が勝手に命名したもので、最も面積が広い中間の色のことです。


最初に見つけた色は、SCALE75社という外国メーカーが出している、そのものずばりのNMM GOLD SETです。
そのメーカーが出しているNMM GOLDのチュートリアル動画

最初これを注文しようかと思いましたが、どうも私のイメージより黄色に寄りすぎていると感じたため、購入は見送りました。
もちろんイメージ通りという人もいるでしょうから、そういう人はぜひ注文して感想を聞かせてください。
そして、色々調べていくうちに、私の理想とほぼ一致する個人の方のレシピが見つかりました。
しかし、その中核となるメイン色が旧旧シタデルカラーの[Leprous Brown]という絶版品という事を知り、一旦断念、とりあえず手持ちの色で妥協して塗ってみたのが、前回の試し塗りスケイブンウォーロードです。

この段階ではセピアウォッシュをかけてませんが、ブレンディングにおけるウォッシュは所詮誤魔化しのテクニックとなりますので、やはり失敗しました。


そもそも、旧旧カラーという古い色をいまだに使い続けてるという事は、よほどこの色が大事な色で替えが利かない物なのではないだろうかと。
この色を尊重することが何より大事と思い、とにかく現行品でこれに似た色を探しまくり、調べに調べたところ、[Leprous Brown]類似色をついに発見しました。
ファレホゲームカラーの72038です。
Vallejo(動画では外人はバレーオみたいに発音してますが、ボークスがファレホと言っているのでファレホと呼びます)は、ボークスが扱っているのでSLACE75よりは入手は楽です。
ゲームカラーの「ゲーム」というのは、要するにミニチュアゲームのことを指しているようです。
耐久性アップと、発色の良い派手な色を集めたようなグループで、モデルカラーとの混色もできるみたい、ていうか私はメーカーをまたいで混色することになりますのでどうなるかちょっと不安ですが。

とりあえず、これを秀太郎スペシャルと命名し、次回からこのレシピで塗ってみます。
親切にも類似新カラーの名前も併記してます。
テクニックはもちろん、レシピも非常に重要な要素ですので普通は人に教えたりしないものですが、後進の育成という観点から(自分が忘れないためだったり)発表します。
なんという太っ腹。(感謝の気持ちを表したい人は欲しいものリスト公開中ですのでヨロシク)
といっても人それぞれ微妙にイメージが違うでしょうから、これが正解というものではありません。
これを参考に自分のレシピを見つけることが一番重要です。


ほとんどのミニチュアペインターがシタデルがクソ高いんで、ファレホにシフトするという流れのようです。
私もこの流れに乗るしかないということで、ファレホデビューです。
使い勝手をみてからですが、これを機に今後はシタデルとファレホを併用していこうと思います。