イクサトンカチ時々プラモ

ウォーハンマー等のミニチュアを塗ったりプラモデルを作ったりするブログ

祝!スペースマリーンヒーローズペイントコンテスト「ジェームス・ロング賞」受賞記念企画

ぜんぶ見せます今回のコンテストで使ったテクニック集 その1

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カッパなんか塗ってる場合ではありません。
ジェームス・ロング賞受賞を記念しまして、急遽2~3週に渡って特別企画をお送りします。

今、日本にミニチュア文化が根付くかどうかの大事な時のような気がしますので、この流れを少しでも後押しするべく、今回のコンテストで私が使ったすべてのテクニックを惜しみなく公開してミニチュアホビーの発展に貢献しようと思います。

もちろん同じことをやっても受賞できるとは限りませんが、思いつく限りのテクニックを、正統派からズルい物まで沢山投入しましたので、何かひとつくらいは参考になる部分があるかもしれません。

 

次回コンテストでも、金賞銀賞あたりはどう頑張っても取れなさそうなので、今回私が受賞したポジションをみんなで奪い合うことになることが予想されますので、敵に塩を送るようなものですが、むしろその方が私も燃えます。

つばぜり合いの勝負をしたいと思います。

 

とりあえず正統派から、だんだんズルい方に行く流れを予定してます。

 

■正統派テクニック その1「スプリットコンプリメンタリー配色

配色方面から、「スプリットコンプリメンタリー」という3色調和を使いました。

正確には使おうとしました。

詳細はちゃんとした色彩関連のサイトにでも行ってもらうとして、要するに補色の2色調和、(仮面ライダーV3の緑x赤やドラゴンボールの道着のオレンジx青など)は一般常識レベルで知れ渡っており、使ってるのバレバレなので避けたいけど色は調和させたいということで、あまり知れ渡ってないスプリットコンプリメンタリー配色での三色調和を試そうと考えました。

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カチコミ橋のオレンジレッドが二等辺三角形の頂点、オルクの肌の緑と、マリーンアーマーの青が二等辺三角形の底辺となっています。

ところが、オルクの肌が当初予定していた色よりも明るくなってしまい、調和に狂いが生じたので、オレンジレッド側にレッドを加え、赤系トータルで二等辺三角形の頂点位置をずらすという辻褄合わせをする羽目に。
不自然にグレネードが赤いのはそのためです。
加えて、背景紙の紫っぽい色を計算に入れることを完全に忘れていたのでさらにグダグダになり崩壊しました。

使ってみて感じたのは、色の調和という考え方に囚われすぎるのも良くないなと。
今後は頭の片隅に置いておく程度にとどめ、どうしても色が決まらない時に指針として使う程度がいいのかもしれません。

 

■正統派テクニック その2「二分割構図」

構図方面からは、カチコミ橋を挟んでのマリーン、オルクの上下の二分割構図を導入しました。

カチコミ橋は当初もっと斜めにする予定で、対角線構図を考えていたんですが、いざオルクに乗せてみると思ったより斜めにならなかったので、対角線構図は諦めて上下二分割構図となりました。

そのなごりで若干斜めっていて効果を発揮できていないかもしれません。

もちろん複数枚送った画像の中からどの画像が採用されるかは分からないのですが、正面画像が採用されると読んでたのでそれが二分割構図になるように作ってます。

 

とりあえず、来週に続きます。