その1 道具紹介
ボウイは同じようなモデリングが長く続くわりに、あまり変化もないんで、
モチベーション維持のためにも丁度良い機会なので作り指南をからめていきます。
- 今作っているパーツを入れておくタッパー
- メモ用紙とスタンド
- プラ棒と真鍮線
- ニッパー2個
- 電動ドリル
- ミニ万力
- ペンチ2個
- 電池式モーターツール
- やすり棒
- プラ用ノコ
タッパーにはランナーからカットしたパーツをぼんぼん放り込んでいきます。
主にホコリ避けと、紛失防止目的でこうしています。
このシステムを採用してからは紛失率が下がりました。
メモ用紙は普通にメモをするためのもので、木工用ボンドのパレットとして使ったりしますが、
どちらかというとスタンドがメインで、メモ用紙はオマケにすぎません。
スタンド部分には、カッターと、瞬間接着剤と、ペンを立てています。
カッターは利便性追求の観点から、刃を下にして突き刺せるように、スタイロフォームの切れ端をつめてます。
瞬間接着剤は利便性よりも、保管時にまっすぐ立てて置くことが重要なので、ここに刺しています。
プラ棒と真鍮線は、リンケージに使います。
当然ながら基準となるドリルの径と同じ径のものを使います。
私の場合は1mmを愛用しています。
プラ棒は表面から貫通させて穴あけする事も結構あるので、その場合の埋め用に使います。
エバーグリーンかどこかの外国製のものを使っています。
タミヤの1mmプラ棒は実質1.1mmなので使えません。
ニッパーはプラ用と真鍮用の2個使います。
プラ用はタミヤの結構いいやつを交換しながらずっと使い続けています。
真鍮用は切断できればいいんでクソ安いやつを使っています。
ドリルはタミヤの組み立て式もので、リンケージ専用として1mmドリルをずっとつけっぱなしです。
スピードコントロールができませんが最初から低速に設定されているので、とても使いやすいです。
スピードに関してもセナ足みたいな断続的on/offコントロールで、ある程度カバーできます。
私の基準ドリルが1mmなのも、元はと言えばこのドリルの最少取り付けサイズが1mmだったことから始まっています。
ミニチュアなんかだと、0.8mm位が最適なんじゃないかと思いますが、これ基準で1mmにせざるをえないという訳です。
ミニ万力は以前はクランプ式のものを使ってましたが、新品の机を傷つけたくないので吸盤式にしました。
ノコで切断するときなどにパーツ押さえとして使います。
ペンチはつかむ所がフラットなやつとギザギザなやつの2種を使います。
傷をつけたくない場合、傷をつけたい場合(径を太くしてリンケージをきつくする)で使い分けます。
電池式モーターツールは刀ツールのロールサンダーを、これまた付けっぱなしで使っています。
真鍮を扱うということは、真鍮の切断面を削るという工程も増えますので、
いくら柔らかいと言っても金属は金属ですから、紙やすりでシコシコ削るのは大変なので、
必然的に電動工具を使うことになります。
この電池式のものはそこそこのトルクもあるので十分使えますし、
ロールサンダーは(溶かしますけど)プラの削りにも威力を発揮しますので、
金属リンケージをしない人も一本あると便利だと思います。
やすりは木っぱに紙やすりを両面テープで貼ったものを普段使っていますが、
最近はこういった市販品が出そろってきて便利なので、よく使っています。
もともと固い木っぱ使いだったので、ハードタイプのものでも十分柔らかいと感じますんで、
個人的にはもっと固いやつを商品化していただけるとありがたいです。
そして、重要なのにあまり語られないのがノコです。
以前はタミヤかどっかの0.3mmくらいの刃の厚みがあるノコを使っていましたが、
力もいる上に、どうしても刃に持ってかれる部分が大きくて、元の形にするのにプラ板をはさんだりする必要がありましたが、
ちゃんとした0.1mm刃の高いヤツを買いました。
これにしてからはもう、軽いし、楽だし、持ってかれないしでいいことずくめです。
お値段はちょっと高めですが、それに見合う性能は十二分にあります。
あと、エッチングノコなどというマヤカシの商品が出てますが、絶対あんなものを買ってはいけません。
エッチングが切れ味1だとしたら、こっちの切れ味は53万くらいあります。
とまあ、一通り紹介しましたが、リンケージをしないなら、道具は半分くらいになるかと思います。
ただ、工作途中の持ち手になったり、ペイント時のホールド、完成後の強度など、
メリットはあってもデメリットはないので、私はリンケージ工程を強く勧めます。