イクサトンカチ時々プラモ

ウォーハンマー等のミニチュアを塗ったりプラモデルを作ったりするブログ

お前ごときが塗り指南 ウィンザー&ニュートンの替わりとなるか?ラファエル

疑問形のタイトルで始まりました、久しぶりのお前ごときが塗り指南です。

バイクは暑すぎて開店休業状態なのと、久しぶりのミニチュア完成で、ちょっと燃え尽き症候群ぎみなのもあって、次に進む前に、塗り指南でお茶を濁します。

 

タイトルにある通り、今回は筆です。

ウィンザーニュートンの品質が落ちたという情報はかなり前から掴んでましたが、幸いにして私の手持ちの筆はすべて品質が落ちる前に買っていた最高品質の筆でした。

なので、丁寧なお手入れを続けているうちは買い替える必要ももなく、私個人としては品質低下の影響がなかったんですが、そろそろ何本かは毛先のまとまり力が低下ぎみでして、遅ればせながら「筆どうしようか問題」が私の所にも降りかかってきたわけです。

元々最高級筆なので、替わりとなる筆など存在せず、お手上げ状態でしたが、なんとか調べているうちに、ギリギリ替わりが務まりそうと思える筆を発見したので、一応情報共有といいましょうかご報告しておきます。

断っておきますが、これらの筆のフィーリングは「私の好み」という部分が多分に反映されてますので、話半分で聞いていただければ幸いです。

 

それでは以下の画像をご覧くだい。

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画面の上側が私のエース筆、あえて旧という言葉を付けますが、旧ウィンザーニュートン・シリーズ7の0番で、長い間ヘビーローテーションで使用し続けています。

そして下側が、替わりとなる可能性を秘めた筆、ラファエルの8408の2/0です。

 

「替わりとなる」とハッキリ言い切れないのは、今判定中だからです。

 

毛の先端の比較画像です。

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上がエース筆のシリーズ7の0番です。

多少くたびれたとはいえ、さすがはエース、まだまだ鋭く尖った先端と、ライフルの弾丸のような美しい形状は維持されております。

下のラファエル8408の2/0も、毛の硬さ、長さ、毛量はほぼエース筆と同じですが、先端に進むにつれて若干細く、長くなっており、これが微妙な腰の弱さを生んでいる原因と思われます。

ここが私のフィーリングに合わない部分ではありますが、それでも他の筆よりは圧倒的に優秀であることは間違いなく、腰の弱さはコントロール性能こそ落ちますが、サスペンション性能といいましょうか、細い線はぶれにくく描きやすいというメリットもありますので、「慣れ」が加わればもしかしたらウィンザーニュートンと互角の筆となるかもしれないという可能性を感じさせます。(回りくどい言い方 ^^;)

まだ替わりとなるかどうか分かりませんが、今のところ次期エースのナンバーワン候補が、8408の2/0である事は間違いありません。

 

そして、もう一つ、筆の事で私ごときに言わせてもらえれば、最近人工毛の筆が色々なメーカーから発売されてますけど、あれらは試す価値すらない駄目筆と断言できます。

値段が鬼のように安い人工筆が、本当に天然筆より優れているなら、天然筆はもう駆逐されていなければおかしいはずです。

そうならないのには理由があって、あれらの人口筆はいい状態を長く維持できないのです。

私も以前使ったことがありますが、最初は素晴らしいんですが、3回も使うと毛先がさるとびエッちゃんの髪型ような状態になり、3流筆へと一瞬で落ちていきます。

キューティクルまで再現した人口筆が登場しない限り私は今後も見向きもしません。

自分がペイントが下手だと自覚する人ほど、いい筆を買うべきです。

ニッパーやカッター、ヤスリなど、中間工程でつかう道具はヘボでもいいですが、最終工程であるペイントで使う道具の筆は妥協せずにいいものを買いましょう。

そして、いい筆を見つけたらぜひ私にも教えてください。